Windows Sandboxでネットワークとクリップボードを無効にする
この記事の結論
不明なファイルを調べたいが、既定のネットワーク接続やホストとの貼り付け共有を止めたい場合の安全な切り分け手順。Sandboxは既定でネットワークとクリップボード共有が有効で、未信頼コードに不要な到達経路を与える。設定変更前に現在値を控え、公式機能だけを使って確認する。
一般的な切り分けガイドです。特定の不具合が現在発生しているという告知ではありません。
対象製品・影響範囲
- 製品
- Windows Sandbox
- 対象バージョン・条件
- Windows 11(対応機能はエディションとハードウェア要件を確認)
- 関連するエラーコード・識別子
- WSB
発生する症状
- 不明なファイルを調べたいが、既定のネットワーク接続やホストとの貼り付け共有を止めたい
- 再起動や再試行だけでは同じ状態が続くことがある
原因・発生条件
Sandboxは既定でネットワークとクリップボード共有が有効で、未信頼コードに不要な到達経路を与える。
作業前の準備
- 開いている文書と作業を保存し、必要ならPCを再起動できる時間を確保する
- 管理者権限が必要な操作は、個人所有PCまたは管理者の許可を得た端末だけで行う
- 診断用コマンド「notepad.exe」の結果を保存し、変更前後を比較できるようにする
この操作の注意点
- レジストリ、システムフォルダー、資格情報、記憶域を手作業で一括削除しない
- インターネット上の非公式スクリプトや不明なドライバーを管理者権限で実行しない
具体的な操作手順
必要な結果を確認してから開いているSandboxを閉じます。現在のセッションに構成を後から適用することはできません。機密ファイルや実行中の業務環境を共有しない構成で、まず無害なテスト用データを使います。
拡張子表示を有効にし、テスト用の空フォルダーを用意する。
notepad.exeNetworkingとClipboardRedirectionをDisableにした.wsb構成ファイルを作成して起動する。
<Configuration><Networking>Disable</Networking><ClipboardRedirection>Disable</ClipboardRedirection></Configuration>手順3のXMLはターミナルで実行するコマンドではなく、メモ帳に貼り付ける構成です。[名前を付けて保存]で種類を[すべてのファイル]にし、isolated.wsbという名前で保存します。エクスプローラーで拡張子を表示し、.wsb.txtになっていないことを確認してダブルクリックします。
新しく開いたSandbox内でブラウザーの外部サイト接続ができないことを確認します。ホスト側で無害な短い文字列をコピーし、Sandboxのメモ帳へ貼り付けできないことも確認します。ipconfigの表示だけではクリップボードの無効化は確認できません。
改善したか確認する
- 対象機能がエラーを出さずに起動、接続、または処理を完了する
- 確認コマンドの出力が期待する有効・正常・接続済み状態を示す
- Windows再起動後にも同じ操作を再現でき、イベントログに同時刻の新しい重大エラーが増えない
改善しない場合・設定を戻す場合
- 同じコードが続く場合は、表示全文、Windowsビルド、確認コマンドの出力、発生時刻を添えてPC管理者またはMicrosoftサポートへ相談する
- ハードウェア要件、組織ポリシー、サーバー側設定が原因なら、クライアント側で回避せず所有者に変更を依頼する
このガイドの適用範囲
対処ガイド — 原因を切り分け、対象機能が正常に起動または接続でき、再起動後も同じ検証を通る状態を目標にする。
掲載内容は2026-09-05の情報確認に基づきます。以降の変更は公式出典でご確認ください。
よくある質問
Sandboxを閉じるとファイルは残りますか?
閉じるとSandbox内のソフトウェア、ファイル、状態は破棄されます。必要な検体や結果の扱いを事前に決めてください。
ネットワークを無効にすれば完全に安全ですか?
隔離を強めますが安全性を保証するものではありません。ホストフォルダーの書き込み共有も避け、機密端末では実行しません。
出典・情報の更新
- 主な出典の更新・解決日
- 公式ページで日付を特定できないため記載していません
- 本サイトの確認日
- 2026-09-05
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